米アマゾンは7/1(現地時間)に、新しく、今までで最も安価なT2インスタンスを発表しました。
このT2インスタンスは、オンデマンドで利用する場合は1時間あたり0.013ドルで、月極の場合は毎月9.50ドルで利用できます。しかしこのT2インスタンスには少し注意点がありますのでご紹介します。
名前 | 仮想CPU | ベースライン性能 | RAM(GIB) | CPU Credits/時間 | 価格/時間 | 価格/月 |
t2.micro | 1 | 10% | 1.0 | 6 | $0.013 | $9.50 |
t2.small | 1 | 20% | 2.0 | 12 | $0.026 | $19.00 |
t2.medium | 2 | 40% | 4.0 | 24 | $0.052 | $38.00 |
まずこのインスタンスの処理能力はかなり限定されています
いちばん小さいt2.microインスタンスのベースライン・パフォーマンスはCPU最大能力の10%となっています。
ただしユーザーは毎日一定の時間だけインスタンスをフルパワーで動作させることが出来ます。
フルパワーで動作させるには1分間に1CPU Creditsを利用します、CPU Creditsは1時間インスタンスを利用する毎に、上記表の各インスタンスの「CPU Credits/時間」分のポイントが付与されます。
たとえばt2.microインスタンスの場合、1時間利用するごとに6CPU Creditsがもらえます。使用されなかったポイントは24時間だけ貯蓄しておくことが出来ます。
普通のウェブサイトですと、既存のt1.microインスタンスでも性能を持て余してしまいがちですが、t2.microを利用すればより安価にウェブサイトの運用が出来そうです。
また、一時的にしか利用しない開発用のサーバをt2インスタンスで運用するという方法もあるかと思います。
低価格インスタンスの登場で運用方法に幅が増えたのは嬉しいですね。