今回の特集では、最近巷で大流行している個人間取引の代名詞とも言えるフリマアプリや、現在日本国内で行なえる新しい副業スタイルに関する情報をご紹介します。
早速本題に入りますが、副業と言えば皆さんはどんな仕事やサービスを想像しますか?
アフィリエイトやドロップシッピング、もしくは最近よく耳にするクラウドソーシングでしょうか。それとも、日本でも1,000万円以上の収入を得る事ができると騒がれているYouTubeパートナーでしょうか。
こちらの「2014年 人気副業トップ10」ランキングをご覧下さい。
1位 クラウドソーシング
2位 YouTubeパートナー(YouTuber)
3位 アフィリエイト
4位 商品転売(フリマ・オークション)
5位 LINE Creators Market(LINEスタンプ)
6位 ドロップシッピング
7位 飲食店バイト
8位 投資(FX・株式・不動産)
9位 フリマアプリ(古着・ハンドメイド)
10位 文書作成(まとめ記事・電子文書作成)
おそらく、今の20代〜30代の人にとって収益性と労力を考えた場合、アフィリエイトがナンバーワンの副業だと思います。しかし、アフィリエイトはすぐに収入が得られる物ではありませんし、そもそもWebが苦手な人には近寄りがたいもの。YouTuberも、定期的に動画を撮影や編集したり、面白い企画を考える必要もあったり、創意工夫と映像技術の習得が必要。クラウドソーシングだって自分にはイラストを描けるようなアートな才能もないし、特別コレといった技術も持ってない・・・FXを始める資金や経済知識も無い・・・
結局、自分に都合の良い副業なんて存在しない。
そうです。はっきり言って継続的な努力無く、簡単に定期的な収入を得られる副業なんてありません。しかし、これから紹介する手段はWebの知識やクリエイティブなソフトスキル、アートの才能等は全く必要ありません。ただし、人とのやり取りや情報収集等の手間がかかる事と、手段によっては場所や部屋がないと行なえないサービスも含まれますので予めご了承下さい。
フリマアプリ
最初にご紹介するのは、特に若者の間でスマホで手軽に始められるお小遣い稼ぎとしてブームになり、人気副業ランキングでも9位にランクインした「フリマアプリ」です。まずは、代表的なアプリをざっとご紹介します。
mercari(メルカリ)
公式HP:http://mercari.jp/
運営会社:株式会社メルカリ
主な特徴:現在、取引手数料無料キャンペーン開催中
Fril(フリル)
公式HP:http://fril.jp/
運営会社:株式会社Fablic
主な特徴:会員登録は女性限定
LINE MALL(ラインモール)
公式HP:https://mall.line.me
運営会社:LINE株式会社
主な特徴:企業からの出品が多い
minne(ミンネ)
公式HP:http://minne.com/app
運営会社:GMOペパボ株式会社
主な特徴:ハンドメイドアイテムの出品が多い
フリマアプリは自分の所有する、衣類、アクセサリー、雑貨、家具・インテリア、本、AV機器等々をリサイクルショップに持ち込み買い取ってもらう訳ではなく、個人でリサイクル販売を実現してくれるサービスです。
皆さんも経験があると思いますが、古着屋さんにブランド服を持ち込んでも、買取り価格は二束三文にしかならなかった事はありませんか?写真を撮ったり、発送したり、少し手間はかかりますが、リサイクルショップに持ち込むよりはフリマアプリで直接売買した方が、断然高く売れます。
どこかのショップで購入した衣類やインテリアに限らず、minne(ミンネ)ではハンドメイドアイテムを販売する事だってできます。また、アプリの提供が無くWebサイトのみにはなりますが、tetote(テトテ)、Creema(クリーマ) 、iichi(いいち)といったサービスでも、自分で手作りした洋服や雑貨、家具・インテリア等を販売する事が可能です。
今旬の代表的なアプリのみ紹介しましたが、この他にヤフーが運営するClooShe(クロシェ)、サイバーエジェントが運営するマムズフリマ、ミクシィが運営するmixiマイ取引、SHOPPIES(ショッピーズ)、Gsale.me(ガレージセール)、STULIO(ステューリオ)、Listor(リストア)、prima(プリマ)、sellbuy(セルバイ)、Sumally(サマリー)、BASE(ベイス)、CarryOn(キャリーオン)と、大手も参入するほどフリマアプリは過熱しています。(原稿量の兼合いでオークション系アプリの紹介は割愛していますが、フリマアプリの他にヤフオク、ラクオク、モバオク、パシャオク、スマオクといったオークション系アプリもある)
フリマアプリを選ぶ際のポイントは、アプリごとに若者ファッション向け、ママ&ベビー向け、高級ブランド専門、釣り具専門、漫画&ゲーム専門といったターゲット設定があるため、自分の売りたいものに適したアプリを選ぶ事が重要です。
商品転売(フリマ・オークション)
次にご紹介するのは「商品転売」ですが、先に紹介したフリマアプリの発展型とも言えます。違いは、不要になった自分所持品だけを販売するのか、販売する商品自体を仕入れて再度販売するかです。(つい先日のiPhone6発売時には、中国国内での転売を目的に、中国人が日本で大量に新型iPhone購入している事がニュースにもなっていましたね)
つまり、本来はもっと高い値段で売れる物(掘り出し物)をネットのフリマやオークション、また実店舗のリサイクルショップから買い付けて、それを改めて再販する事が「商品転売」です。自分の所持品だけを販売するのがアマチュアであれば、買付け&再販はプロと言えるかもしれません。
「掘り出し物を転売して利ざやを稼ぐ」商行為を「せどり」とも言いますが、フリマアプリと同様に転売品目は衣類やアクセサリー、雑貨にインテリア、本、玩具まで様々あります。そして、そのせどりの中で最も取引量が多いのが、本・書籍と言われています。
ブックオフ等の100円ワゴンセールの中から掘り出し物の本を探し購入し、その仕入れた本をAmazon等で中古転売します。本を買い付けては売る、基本的にはこの繰返しです。
少し余談になりますが、Amazonには出品者として登録する際に「小口出品」と「大口出品」といった2種類の出店登録方法があります。取引回数が多くなる方は大口登録をした方が断然お得です。取引回数が少ない方も、大口登録の方が販売時にメリットとなる事も多い為、登録時には一度検討してみても良いと思います。詳しくはAmazon出品(出店)サービスページをご確認下さい。現在オンライン登録限定で月額4,900円が3ヶ月間無料キャンペーンも開催中。
Amazon出品(出店)サービス
同じようなやり方で一番失敗が少ないのが「ゲームソフト」と言われていますが、転売で重要な事は掘り出し物を発見できる「目利き」ですから、古物の価格を見たときに自分の趣味や経験、また情報収集の結果、その価格が安いか高いかが判断できる品目を選ぶ事が重要です。
そして、実際にせどりで稼いでいるプロが最も重要と語ったポイントは「よく売れているものを買い付ける」という事でした。
例えば、価値のあるアンティークなインテリアは安く仕入れれば、希少性が高いので値段も高くなり、価値の分かる人がいずれ買ってくれる可能性はありますが、取引が活発なものでなければ、せっかく仕入れてもいつ売れるかが分かりません。いつまで経っても売れない物ばかり買い付けると、在庫は増える一方です。
安く値付けされた掘り出し物を探すのはもちろん大事ですが、はやり売れなくてはお金になりません。ですから、掘り出し物を発見したら、それが頻繁に売れているかをネットの売れ筋ランキングや在庫切れ情報等で分析する事が大事になってきます。
最後に本や書籍以外の買い付け先をご紹介します。
ブックオフで買い入れてAmazonで転売という例を先にあげましたが、転売専業者は利ざやの金額が大きい輸入品を扱う事が多いようです。輸入品は輸入時の仕入価格と国内販売時の売却価格の差が大きくなる傾向が強いとの事。
若者に人気の海外インポートファッションであれば、世界のバイヤー経由で安く個人輸入できるBUYMA(バイマ)、世界の様々なアイテムの個人輸入はeBayが運営するsekaimon(セカイモン)、中国からの個人輸入は淘宝(タオバオ)といった所が海外輸入の主なネットサービスです。
BUYMA(バイマ)
sekaimon(セカイモン)
スペース貸出し
ここからは、一風変わった副業方法をご紹介します。はじめにサービス名からご紹介します。
nokisaki.com(軒先.COM)
Airbnb(エアビーアンドビー)
軒先.COMとAirbnb、この2つがどのようなサービスかというと「空き場所」を貸し出すサービスです。
軒先.COMは、家やオフィスの玄関先や軒下、ロビー、会議室、駐車場といった、空きスペースを貸し出すというもの。貸し出したスペースは、イベントや企業のPR、各種セミナーや教室、お弁当やオリジナルグッツ販売といった様々なシーンに利用されます。基本的には何時間いくらというような料金体系になります。
Airbnbは、宿泊用の部屋として、長期不在中の自分のマンションやアパート、別荘等を主に旅行者に貸し出します。民宿や合宿施設、キャンプ施設等を営む事業主がAirbnbに空き部屋登録をする事もあります。こちらは1泊いくらというな料金体系になります。
2つのサービスに共通していえる事は、空きスペース有料で貸し出してお金を得るという事です。当然、どちらのサービスも、サービスを通じてレンタルの取引が成立した場合、手数料をサービス運営側に支払う必要があります。軒先.COMの場合は決済金額の中から手数料が差引かれるので、貸し出す側の負担となります。Airbnbは貸し出した側の手数料負担もありますが、ゲスト、つまり借りた側にも宿泊料にサービス料が加算される仕組のようです。手数料レート等はそれぞれの公式ページをご確認ください。
このようなマッチングサービスを活用することで、眠っていた空きスペース(家、部屋、軒下、駐車場、倉庫、会議室)がお金を生み出す場所に生まれ変わるかもしれません。
まとめ
フリマアプリ、商品転売、スペース貸出しの3つをご紹介致しましたが、個人間取引サービスに付け加えるならば、CARTOGO(カルトゴ)やmieruCAR(ミエルカ)といった、車の個人売買を可能にするサービスもスタートしています。
インターネットやスマートフォンを活用したビジネスモデルは、今後も益々増えていくと考えて間違いないでしょう。自分に合ったサービスを、ぜひ見つけてください。
最後にPRとなりますが、動画ブームが大変盛り上がっていますが、同時に写真、音楽、動画素材に対する需要も急激に高まっています。
最近は、スマートフォンのカメラでも手軽に精細なムービーが撮影できます。フリマほど簡単ではありませんが、この機会に動画素材の販売にトライしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ一度、動画や音素材を手軽に販売できるイーズメーカーにもお立ち寄りください。

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