2014年色彩検定 夏季 試験日は6/22(日)
受験申込の締切り間近!
勉強もそろそろ本腰を入れないと!ということで
色彩検定2級合格のために、テキスト2往復したらポイントを抑えていきましょう
文末に演習問題も用意しました。
どうぞ最後までおつき合いくださいましm(_ _)m
ここでは、2級受験のお勉強ということで3級取得済を前提に進めていきたいと思います。
(試験は3級をスキップして2級から受験もできますよ)
まずは3級の復習から
色の三属性と分類
有彩色と無彩色
色には有彩色と無彩色があります。
有彩色と無彩色を分類する上で知っておきたいのが色の三属性
色の三属性とは
色には色相・明度・彩度の3つの属性があります。
色相(Hue):色み、色合い
明度(Brightness):色の明るさ
彩度(Saturation):色みの強さ、鮮やかさ
(゜∀゜)b これ、結構重要なのでしっかり覚えておきましょう
この3つの属性を併せ持つ色が有彩色
一方、明度のみを持ち色相・彩度を持たない白・灰・黒が無彩色
【色相】
PCCSでは心理四原色(赤・黃・緑・青)をもとに24の色相が選定されています。
色相の違いを環状に並べている色相環。一般的に純色で表されます。
【明度・彩度】
無彩色の中で一番明度の高い色が白、低い色は黒、その間の色が灰色ですね
有彩色の中で一番彩度が高いのが純色、無彩色に近いほど彩度が低い
有彩色には純色、清色、中間色(濁色)があり、さらに清色の中には明清色と暗清色があります。
無彩色:白・灰・黒
有彩色:白・灰・黒以外の色
純色:各色相の中で最も鮮やかな色
清色:純色と白・黒を混ぜた色
・明清色 純色+白
・暗清色 純色+黒
中間色(濁色):純色+灰
色調(トーン)
有彩色には12種類の色調(トーン)、無彩色には5種類の色調(トーン)があります。
画像は日本色研事業株式会社から
【有彩色のトーン】明清色の白が多い順から中間色、暗清色の黒が少なくなり純色のvividへ
p pale(ペール) 薄い
lt light(ライト) 浅い
b bright(ブライト) 明るい
ltg light grayish(ライトグレイッシュ) 明るい灰みの
sf soft(ソフト) 柔らかい
g grayish(グレイッシュ) 灰みの
d dull(ダル) 鈍い、くすんだ
s strong(ストロング) 強い
dkg dark grayish(ダークグレイッシュ) 暗い灰みの
dk dark(ダーク) 暗い
dp deep(ディープ) 濃い、深い
v vivid(ビビッド) 鮮やかな
【無彩色のトーン】白から灰、黒へ
W white(ホワイト) 白
ltGy light gray(ライトグレイ) 明るい灰色
mGy medium gray(ミディアムグレイ) 灰色
dkGy dark gray(ダークグレイ) 暗い灰色
Bk black(ブラック) 黒
色表記
色の表記には三属性を使用します。
有彩色
表記する順番は色相-明度-彩度
・色相はPCCS色相環の色相番号
・明度は最も明るい色を9.5、最も暗い色を1.0として9段階に分割し、0.5刻みに17段階で表します。
・彩度は9段階、最も彩度が高い純色を9s、彩度が低くなるにつれ8s、7sと下がっていきます。単位の「s」はSaturationの「s」
7:rY-5.5-9sと書いた場合
7:rY は赤みの黃、明度5.5、彩度が9sなので「中位の明るさの最も鮮やかな赤みの黄色」となる
無彩色
無彩色の場合は、明度の前にnをつけて色の明るさだけで表記します。
n-5.5と書いた場合
明度が5.5なので中位の明るさの灰色となる
つらつらっと3級の復習を書き連ねましたが、いかがでしたでしょうか
復習といってもほんの一部に過ぎないですが、ここで足踏みしていては前へ進めないので
後は2級のお勉強をしながら追々思い出していけたらいいなって思います(・∀・)
【演習問題】( )にあてはまる最も適切なものを、それぞれひとつ選びなさい。
1.色の三属性とは( )、明度、彩度の3つの属性である。
a. 色度 b. 識別 c. 色彩 d. 色相
2. 有彩色には純色、清色、中間色があり、さらに清色は( )と( )に分類される。
a. 明清色 暗清色 b. 明清色 無清色 c. 有清色 無清色 d. 有清色 暗清色
3. 色の三属性の内( )のみを持つ白・灰・黒が無彩色である。
a. 色度 b. 明度 c. 彩度 d. 色相
【答え】
1. d 2. a 3. b
次回はマンセル表色系のお勉強しよ(・ω・)ノじゃね、バイバイ
色彩検定協会
http://www.aft.or.jp
日本色研事業株式会社
http://www.sikiken.co.jp